いつもたくさんの方に見て頂き、ありがとうございます。
宝塚発達心理ラボのラボ子です。
今日は実行機能の話をしますね。
実行機能にも色々な要素があって
AD/HDだけではなくて
高次脳機能障害の方にも
実行機能の障害はあります。
認知症の方にも
実行機能の障害が出ます。
自閉症にも実行機能障害は起こります。
その実行機能の中で
何が障害されているかが違うのですね。
AD/HDの場合は
・プランニング
・ワーキングメモリ
・衝動性のコントロール
・行動の抑制
あたりの問題が起こりやすくなります。
特に
AD/HDのお子さんは
抑制の機能がとても弱いです。
この抑制の機能が弱いために、
いろんなことに反応してしまうのです。
ストループ課題というのはご存知でしょうか。
色の名前が違う色で書いてあって
でも課題は、字を読むのではなくて
色を言う・・というテストです。
字を読みたくなる衝動を抑えて
その色を言う。
テスト中は脳の中の前頭葉が働いて
字を読むことへの抑制が
効いているのですね。
でもAD/HDの子はこの働きが弱いので
ストループテストをさせると
イライラMAXでしょうね。
教室はできるだけシンプルにする。
余計なものに反応しないで済む
環境にしておくだけでも
ずいぶん学習がうまくいきます。
いつも訪問ありがとうございます。