研修報告

【研修報告】全国のつどいで学んだ「不登校の子供との接し方の原則」のまとめ~信じて・任せて・待つ~

全国のつどいで学んだ「不登校の子供との接し方の原則」をまとめます。

不登校の子どもとの接し方の原則

不登校の子供が「自分を取り戻し」「回復して成長していく」のを手伝う接し方は、「調子の悪くなったクルマ」を直すような接し方ではないです。

だからこうしたらバッチリ効くとかいうノウハウはどこにもないですし、また回復が早いから全ていいというわけでもないのです。

「こんな私は価値がない」「死んだ方がいい」「いないほうがいい」と思っているうちは、まず回復はありません。学校や会社に行ってもそれは外見だけ。こころはそこにありません。

「早く早く!」とせかして、何とか仕事や学校に送り出しても、いずれまたぽきんと折れます。そして次は折れたら長い。それよりはしっかり充電し自分の生き方を納得させてから送り出してください。

「信じて・任せて・待つ」ことが、何よりも何よりも大切です。

子どもが登校拒否から立ち上がるのは、人が生まれながらに持っている 「自己回復力」(自然治癒力)&「自己成長力」という2つの力によっているとのことです。

この2つの力を発揮できるようにするには、家族(支援者)は、適切な対応と援助をして、子どもに居場所を与え、その居心地をよくすること がなによりも重要です。

ラボ子
ラボ子
子供に居場所を与えることは大事なのですね

人として尊重することで、安心と安全を感じ、それが「自己回復力」や「自己成長力」につながる・・・とおっしゃっていました。

まずは子どもがたとえ学校に行っていなくても、家の中で笑顔で過ごせること、ありのままのあなたでいいんだよという家族の姿勢が、登校拒否からの回復の鍵になります。

逆に言うと、ちゃんと学校に行ってほしいという親の気持ちもわかるのですが、「なんで行かないの」 「さぼってるだけやん」 「逃げてるだけやん」 のようなメッセージを、子どもが親から感じている限りは、登校拒否からの回復はずいぶん遅れます。

ラボ子
ラボ子
親からの無言の圧力のひとつに、「親の深いため息」…があります

親の声掛けや接し方を、「指導」というかかわりから、「支援」というかかわりに変えないといけません。

三十年以上に渡って何百という事例を見てこられた村上公平先生は 「親が専門家と相談しながら、適切な対応と援助をすれば、どの子も成長して必ず立ち上がる」 とおっしゃっていました

原則はこれしかない!! 子どもにとって、家が「安心」と「安全」であることです

たぶんたくさん色々なことをおっしゃっていましたが、要約するとこれが全てのベースだと思います。

ラボ子
ラボ子
家の中で笑顔で過ごせることが大事なのですね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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