アセスメント

誰が検査しても検査結果は同じでしょうか。ベテランと新人の差はある?

昔、ある支援者の方と検査に対しての意見が食い違ってしまいずっと平行線をたどったことがあります。その方は「検査なんてだれがとってもおんなじ」「できる項目はできるし、できない項目はできないし」というのが持論でした。

だから「やったことのない人でも検査をどんどんやるべきで、検査をやる中から子どもに対して色々な発見がある」というのが言い分でした。わたしはこの意見に真っ向から反対しました。

「こどもは実験台ではない」「検査者の不慣れのために子どもの集中が切れたり無駄な緊張が生じればそれはこどもにとって負担」というのが私の一貫した意見でした。間違っていないと今でも思っています。

休みの日も研修に言ったり自腹を切って勉強している心理士はとても多いのです。より精度の高い検査ができるために日々努力しているのです。終わったときに「やり遂げた!」「頑張った!」という感覚がこどもにあればその検査は成功だと思うし、検査結果もより本人の実力に近ければアセスメントとしてより有効だと思うのです。

検査は決して片手間にできるものではないし、充分な専門的知識と習熟が必要なものなのです。ちょっと勉強してみたからとりあえずやってみようという姿勢は物言わぬ子どもに失礼だと思います。

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