犬山さん家の教材館ー視覚支援教材の宝庫ー
【犬山さん家の教材館アドレス】
犬山さん家の教材館 全貌 | 犬山さん家の教材館(視覚支援、イラスト、スモールステップ、教材配布、時計学習、お金学習、特別支援、障害) (ameblo.jp)
犬山さん家の教材館の歴史
犬山さんは私の大切な元同僚のひとりです。
生徒の実態に合った教材を作り続けていらっしゃいます。
犬山さんも特別支援関連の仕事に携わっておられます。
巷には、特別支援教育の本はたくさんあって
どういう教育が理想かということは
色々な方が語られていますが、
さて、いざ何かしようなると教材や物がありません。
枠組みはたくさんあるのに、
現場に立ってみると圧倒的にコンテンツ不足なのです。
市販のドリルでは子どもに合わない
もちろん幼児向けや子供向けの巷の問題集などはたくさん売っています。
でも定型発達の子ども用のプリントはステップが高いのです。
「この段階は3枚プリントやったら、クリアできるよね。」という感じで
すぐ次に進みます。
特別支援の子どもにはそのままでは役に立ちません。
また、特別支援教育の範疇に入る子どもたちは”長々と説明してできる”ならその段階でとどまっていたりしません。
何かをマスターしようと思えば、新たに学んだことをしっかりと習熟させながら進めないと、決して自力でできるようにはなりません。
つまり膨大なくり返しと細かいスモールステップが必要なのです。
そのステップの細かさや高さは、すべての人間皆違います。
もちろん一足飛びでいける人もいれば、緩やかなステップの人もいます。
バラバラです。
子どもに合う教材がない!ないなら作ろう!
だからいよいよ具体的な教材を・・・となるとないんですね。
インターネットなどでいろいろ探しましたが、
目の前の子供にフィットしたステップの教材が一部はそろっても、
ひとそろえそろうことはありません。
日々教材は必要です。
犬山さんは立ち上がり
「ないなら、作ろう。」
とコツコツ作られてきました。
実際、そのほうが子どもは伸びます。
犬山さんは作り続けました。
もちろん
「その教材いいですね。少しくださいよ」
という先生たちはいました。
教材配布を躊躇していた理由
けれど犬山さんは、散々いろいろな所で、
荒い教材の設定で子どもに無理無謀をさせている人をたくさん見たので、
手の届く範囲でしか教材を配布したくないと
思っていらっしゃいました。
だから
「いやー、ちょっとそういうのは詳しくなくて・・・。」と
上手に断り続けていらっしゃいました。
いよいよ教材公開へ
けれども
そろそろ「個人で持っていても仕方がない」
と思っておられた犬山さんのタイミングと
地域支援を熱く語る宝塚発達心理ラボのラボ子と出会いのタイミングは
丁度、期が熟していたときだったのです。
それは2016年の夏の頃でした。
教材はすでに公開されていますが
今の職場で「ぜひ使わせてほしい」というお声がありましたので
再度記事にまとめ
リンクしやすいようにしました。
これだけは絶対守ってください【商用厳禁】
犬山さんはおっしゃいました。
「目の前の子どもに合った教材を作り続けた結果の産物
なので、全員に合うかどうかもわかりません。
なので、よかったらどうぞお使いください。
また、違う教材がフィットすると思った場合は、すぐにそちらに移ってください。
至上の教材を作っている気持ちはこれっぽっちもありません。
どうか身近な子ども(身内でも近所の子でも誰でも)が
少しでも前に進めるならば、
どのようにでもお使いください。
ただし、商用での使用は避けてください。
そのようなつもりで作ったものではありませんから。」