今日は特異的学習障害についてです。










特異的学習障害(Specific Learning Disorders)
は、従来の学習障害です。

読み・書き・算数の障害で区分しますが、
症状の記載は学習習得段階にそって
とても詳しくなりました。

例えば・・・・・・読みの障害でしたら
単語の読みの正確さからスタートし
読む速度、流暢さ、
そして、たとえ読めていたとしても
文章の理解度度合い なども評価します。
書き表現の障害でしたら
スペル、文法、句読点、文章の明確さ、構成の正確さ
を評価します。
算数障害でしたら、
数感覚、計算の正確さや流暢さ、
数学的思考 まで評価されます。
つまり、DSM-5になってから
発達段階を考慮したうえで
症状の評価ができるようになりました。
これは本当に大きな進歩だと思います。
各学年においての具体例まで示されています。
そして援助や配慮の必要程度による重症度分類が
導入されました。
軽度・中等度・重度の3区分です。
子どもの学習支援に関して、
本人の困り度がより具体的に示されるのが
いいですね。