さて、今日はコミュニケーション障害についてです。
DSM-5の改定によって以下のようになりました
★コミュニケーション障害→言語障害
★音韻障害→会話音声障害
★吃音症→小児期発症の流暢性障害(吃音)
★特定不能のコミュニケーション障害→特定できないコミュニケ―ション障害
呼び名が変わっただけで中身はほぼ一緒です。あくまで、ほぼ・・・・ですが。
DSM-5から新設されたコミュニケーション障害が社会的コミュニケーション障害です。
DSM-Ⅳ時代にも、広汎性発達障害(PDD)の一部に、対人社会性の問題が軽くて、こだわりも感覚異常もなくて、でも、言葉の意味理解の障害が顕著な一群がありました。
それを自閉症モデルで説明するのをやめて、コミュニケーション障害群に入れたみたいですね
これまでは、「特定不能のその他の広汎性発達障害」「非定型自閉症」として診断されていた子どもたちです。
これからは自閉症扱いじゃなくなるんだね。自閉症だからコミュニケーションがうまくいかないのか、何か他の理由があってコミュニケーションがうまくいかないのか。
診断基準がどう変わろうと、見えている現象だけにとらわれないことは大原則。
子どもの育ちや内面をしっかりじっくり見ていきたいものですね★