いつもたくさんの方に見て頂き、ありがとうございます。
宝塚発達心理ラボのラボ子です。
宝塚市では毎年
「平和を考える市内史跡・戦跡めぐり」
というのを開催されています。
今年度で10回目。
私は第7回に参加してとてもよかったので
また申し込みました。
期待通りでした。
★★★★
最初は中山寺の中にある
「日清戦争慰霊碑」「日露戦争慰霊碑」
「太平洋戦争慰霊碑」です。
中山寺には昔第4師団があって
負傷兵たちの治療や慰安をしていたそうです。
近くに有馬温泉と同じ泉質の温泉もあって
ここで癒されてまた戦地に赴いたそうです。
★★★★
ゼロ戦のあるお寺で有名な
宝塚聖天さん。
「宝塚聖天」は
お盆の3日以外は公開しないそうですが
今日は住職さんのご厚意で
中を見せて頂きました。
お盆のころはこんな感じです
普段はこんな感じの静かなお寺です。
お寺なのに鳥居がありますね。
神仏融合の名残だそうです。
中に入れて頂いて
若くして空に散っていった若者が
間近に迫ってきました。
英雄として祀られることの是非を
講師の方はやんわりと語っていました。
参加者には戦争体験者の方も多く
考え方も色々です。
講師の方も
ストレートにはおっしゃらなかったですが
それでも私には
「戦争はだめだ」というメッセージは
充分伝わってきました。
★★★★
これは
「阪急電車鹿塩駅跡」です。
川西航空機宝塚製作所への最短の駅として
臨時に作られました。
昭和20年7月24日の空襲後は
使用されることなく同じ年の
9月21日に廃止されました。
工場への勤労動員や学徒動員が
・小林聖心女子学院
・神戸女学院
・関西学院
・伊丹中学
と聞いて
全部知っている学校ばかりで
複雑でした。
戦争への協力が
学びを優先していた時代を感じました。
★★★★
この写真は
「川西航空機宝塚製作所射撃試験場」です。
ここに住んでいた人は
まさか自分の家が
そういう歴史のあるものだとは全く知らずに
生活されていたそうです。
でも「なんでうちは
こんなに壁が分厚いのだろう?・・」
という疑問は
ずっとあったそうですが。
★★★★
宝塚歌劇場内の
「海軍航空隊跡」です。
14歳から予科練生として
訓練を受けていたそうですが
訓練より実は土方工事のほうが
多かったとのことです。
淡路の阿那賀に土木作業のために船で向かった途中で
多くの若者が敵の攻撃を受けて亡くなったそうです。
★★★★
バスは十分な座席間隔を取って
2台に分散しました。
講師は宝塚市内で
平和教育を熱心にされている
小学校の先生たちでした。
休みの日もこうして一日活動されている姿に感動し
こういう先生に授業習いたいなぁと
素直に思えました。
戦争の準備が
徐々に進み始めている今だからこそ
平和について学ぶべきですね。
10歳の子が家族で参加して
熱心に講師の話をきいていたのに
大変感銘を受けました。
いつも訪問ありがとうございます。